あの屍越えられない。S1-5「救いを求めて」

あの日見たウォーキングデッドの屍を僕はまだ越えられない

いやー。決断ですね。世紀末で公共の福祉など期待できるはずもなく。自分でどうにかこうにかしていくしかないとなると、どうしたって決断です。決断の連続です。右行こうか、左行こうか。決断です。進もうか、進むまいか。決めてください、信号機も機能していませんからね。

今話は噛まれた仲間ジムを生かすか殺すか皆で決めておりましたね。もうさ、殺しちゃえばいいじゃんと未来では人情派のダリルも息を巻いておりました。粗にして野だが卑にあらず、とはよく言ったもんで、なんだか大雑把で荒々しいが悪いもんじゃない、そんな印象がダリルにはまだこのころには無いですね。兄、メルルが行方不明の状態から、周囲にイラつきを隠せません。その苛つきをつるはしを死体の頭に突き刺し、死体処理と並行して感情をぶつけているように見えます。

結局、ジムはキャンピングカーの寝床で安静にさせ、疾病対策センターに向かい治療を施すという選択になりました。

アンドレアの妹エイミーも噛まれてしまい仮死状態。そこに付き添い悲嘆にくれるアンドレア。このエイミーは死んでなおかなり綺麗なお顔立ちです。そりゃ姉さんも悲しいよね、前途有望な妹が肌青白くさせてマジでウォーカー化する5秒前じゃさ。エイミーは車に手をかけ腕を伸ばしていたところ、ガブリと噛まれてしまいました。一瞬の出来事でした。もっとシーズンが進めば、腕を切り落とすという雄々しい決断も市民権を得るのですが、なにせシーズン1、ここで腕切が横行しようものなら生存者多数になってしまうことなのでしょう。エイミー転化後あえなくアンドレアに愛のある銃弾で頭をズドン。家族だからこそ、愛をもって殺す。悲しいですが、決断の一つですね。

もうね、生きるためには、生き残るためには決断の連続、波波波ですよ。ビッグウェンズデーです。もう挿入歌はBEACHBOYSもしくはベンチャーズの二択です。

どのように決断していくか、その基準はなんなのか。それは公共の福祉が存在している間に考えて置きたいところです。難しいですからね決断は。全問正解というのも土台無理ですし。良かれと思ったことが悪い方向に行ったり、そりゃ駄目だろうと進むしかなかった方向に光明が見えたり。色々ですよね。その先も。

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